「全盲の東大卒業生が総長大賞」
見出しと共に、受賞者である菅田さんの笑顔が印象的な記事でした。
東大の卒業式で、成績などが顕著な学生に贈られる「総長大賞」。これを全盲として初めて受賞されたことが取り上げられていました。
「視覚障害は自分を形作る一つの側面に過ぎない。」
…失礼を承知で書きますが、そんなふうに思えることがすごいと思いました。
「サポートしてもらえることで多くの素敵な出会いがあった。
出会いや興味関心、好きなことや嫌いなこと、いろいろなことを含めて自分だし、私はカラフル。そう思える経験ができたことがすごく幸せ。」
…本当にすごいと思います。だって、そもそも全盲の人にとって、カラフルってどういうことなのでしょうか。
心で感じられるものが色味を帯びている…という感じなのでしょうか。
何も考えずに物が見える私よりも、ずっとずっと豊かな感性をお持ちなのだろうな。
幸せとは改めて、それを感じられるかどうかなのだと、ガツンと頭に衝撃をもらったように感じました。