NHKの番組『クローズアップ現代』で、23年にわたりキャスターを務めていらした、国谷裕子さん。お父様のお仕事の関係で、幼少期からアメリカ、香港、日本とあちこちに住んだそうです。
最初のアメリカではニューヨークで幼稚園に通った。
「毎日が楽しくて仕方がなかった」と、その頃を振り返って書いておられました。
その頃の思い出として今も焼き付いて離れないのが、水曜になると園から虹色のきれいなロリーポップ(棒つきキャンデー)をもらえたこと。
「アメが溶けるごとく、異文化に溶け込んでいった」と。
すごく素敵な感覚が残っていらっしゃるなぁと、感心してしまいました。
恐怖とか、不安とか、そういうマイナス感情があったとしてもおかしくないことなのに。
どちらがいいということではないのですが、プラスに感じ取れる性質をお持ちなのだろうな。私は逆なので、すごくいいな!と思いました。