その他

素敵な本屋さん

行ってみたいな…神奈川県茅ヶ崎市にある、とある書店さんのことが記事になっていました。

ちょっと変わった本屋さん。それは「話せるシェア本屋」というもので、利用者が本棚の一区画を借り、好きな本を並べて販売するというのです。
賃料は月3000円。本棚オーナーとなれば、自宅にある本などを自由な値段で販売できる、という仕組み。
小学生の女の子から60代まで、50人近くがオーナーとして「一棚だけの本屋さん」を開いているのです。

店主の大西さんは「本を通じて皆の変わらない居場所をつくりたい」という思いで、このお店を始められたのだとか。

オーナーさん達の思いもそれぞれにあって、「つらいときに自分の糧となった本」「本好き親子が季節に合わせて選んだ本」など、その人の人柄そのものの一棚になっているのだと。

オーナーさん同士や、地域の人がふらりと立ち寄って、身近な相談事などに話を咲かせているそうです。

きっと、本とそれ以上に「人」が主役になれて、自分の気持ちを表現できる空間になっているのでしょう。

残念ながら、本を勧めたり、勧められたりってちょっと難しくて、いいなと思う価値観は微妙にずれてしまいがちだなと思うのです。
でもここのように、最初から「私はこう思うから選んだ」と、それぞれが自由に打ち出すことができれば、きっとずれを感じることなく、その人の思いを通して作品に触れられるのではないでしょうか。

思いの押しつけではなくて、提案するほうも、それを手にする方にも自由があって、選べるっていいなと感じました。

自分で選ぶって、どんなことでも大事だなと思うのです。

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