スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学での卒業スピーチ。
私は高校の同窓会で、恩師がそのことに触れて話して下さったので、知りました。
3つの要素から成るスピーチですが、特に「点と点」の話が心に残りました。
つい先日、このジョブズ氏の卒業スピーチを、ご自分で英訳してみたという方にお会いして、その文章を読ませて頂きました。
それでまたこの「点と点」の話を、久しぶりに読むことができたのです。
この話が伝えたいことは、「希望」だと私は思います。生きていく中では、この先どうなっていくのか見当もつかない状況があります。その時はどうにもならなくても。「10年後に振り返ってみると、起きたことはひとつの点となり、その点と点は確実につながっていく」と、ジョブズ氏は言い切っています。
秀逸だなと思うのは「あなた方は、未来を見て点と点をつないでいくことはできません。」というメッセージです。
「過去を振り返った時に初めて、点と点をつなぐことができる」のだと。
本当にそうだなぁ…最近は「起こったことを、意味のあるものにしていく。そのためにどうすればいいのか」と考えていましたが、きっと同じことだなぁ。
そして今日、娘のことで学校に行き、先生とお話する時間を頂いたのですが、まさにこの「点と点」に通ずるありがたい時間でした。
娘にとって今という点がどういう意味を持つのか、恐らく本人が一番わからずに不安だろうと思いつつ。
あとになって深い意味を持っていた、かけがえのないひとつの点になることを信じたいと思いました。