「弔いは、生きている人にとってこそ大切。」
…解剖学者の養老孟司さんがコラムに書いておられました。
「人工知能が広がり、意識の世界が進むほど、弔いは大事になっていくと思う」とも。
お盆が近づき、お墓参りをされる人も多い頃ですね。
実は、お墓参りをすることが好きです。生きているこちら側の人間にとってこそ、大切な機会だと私も思います。
菩提寺の敷地内に入ってから、急斜面を上るのですが、「ここに入っている人たちはいいわね〜」と言われるほど、高台からの眺めが素晴らしいのです。
お水の入ったバケツひとつ、持って上がるのは大変なのですが、息切れしながらたどり着いて、眼下に広がる景色を見るたびに、心が現れるような気持ちになります。
セミが鳴いている中で、お掃除してこようと思います!