ポーラ社長である、及川美紀さん。
大学卒業当時はバブル経済絶頂期。より取り見取りの就職先から、ポーラを選んだそうです。
当時はどの会社も、OG訪問をすると、高級飲食店で歓待されたとか。そんな中でポーラだけが違っていて、倉庫の片隅に連れて行かれ、紙コップのコーヒーを手渡された。
「忙しいからごめんね」と言いながらその人が、とても生き生きと担当業務の話しをする…そこから「仕事にやりがいを持って働けている」ことが伝わったのだと。
結局、他社のようにフルコースのランチやすき焼きは振る舞われなかったけれども、「末永く気持ちよく働けるだろう」と確信して、入社を決めたのだそうです。
う~ん素敵!
私だったら…これから就職というその歳なら、高級なもの、美味しいものに、企業の力量のようなものを感じ取ったかもしれないなぁ。
及川さんは、生き生きと話しをする先輩を見て、そこから感じ取られたわけですが、人から、その場から「何か」感じ取れるもの、伝わるものってありますよね。
単純に好きか、嫌いか。いい感じがするか、しないか。わくわくするか、温かみを感じるか、あるいは情熱、誠実さ、可能性…そういういい風を感じられるか、どうか。
その時の直感。いつも冴えているとは限らないけれど、決めて動いたその先に、全てはつながっていくと思うのです。