ファッションデザイナーの芦田多恵さんが、新しい時代を切り開くために必要なのは、情熱と信念だと。それを思う時に宇宙飛行士の山崎直子さんのことが頭に浮かんだそうです。
お二人は20年近く前にある勉強会で知り合って以来、親交を深めてこられたのだとか。互いに仕事を持つ女性として、そして母として。
ある日、山崎さんから1通のメールが届き、そこには「スペースシャトルへの乗船が決まったので、ぜひ船内服をデザインしてほしい」と書かれていたそうです!
宇宙という特別な環境で着用するものゆえに、制約はとても多かったそうですが、無機質な船内で厳しいミッションをこなす中、着ていて心に安らぎをもたらす、どこか優しい雰囲気をも考慮されたのだとか。
この話を知って、「やっぱり、人なんだな~」と思いました。芦田さんがデザインしたことの陰に、お二人の親交があったこと。その依頼の根底に、実は二人の女性の20年にも及ぶ友情があったなんて、素敵です。
友情ってなんだろう…。今、私が関わっている仕事では、本来ならば売り上げを競う人たちの中に、真の友情を感じる時があります。年齢も違う、生まれ育った環境も違う…だけれども価値観というのか、目指す方向が同じだからでしょうか。
気持ちの通う人、価値観の合う人に出会えたらそれは、すごく幸せなことですよね。。