先日、尊敬するある方に話を聞いてもらう機会がありました。ひとしきり私の話を聞いて、まず言われたひとこと。
「今の話の間に『面倒くさい』っていう言葉が3回、出てきたけど、それは意識しているか?」と。
衝撃でした。まったく意識していなかったからです。しかも、自分としては「面倒」という言葉は好きではなく、むしろ使わないようにしているつもりでした。
でもそれから、気にしてみると…「あ~めんどくさい」という言葉を飲み込み、はっとすることがたびたび。子供たちが「めんどくさ~」と言うのを耳にすることがたびたび。えーっ、こんなにも使っているんだ…とがくぜんとしました。
そんな中、思い出した1冊の本。シスター渡辺和子さんの著書『面倒だから、しよう』です。
以来、この言葉を何度となく、心の中でかみしめています。面倒!って思った瞬間に「…だから、しよう!」「…だから、するんだ!」という具合に。
これほど思い起こしてかみしめる言葉はないなぁと思う、この頃です。