年末そしてお正月、いかがお過ごしでしたか?
私は久しぶりに紅白を観ました。
そうすると思いのほか、懐かしい曲が聴けたりして、
映像の工夫もすごくレベルが上っていて感激!
なんともいえない満足感がありました。
かつて夢中になっていたアーティストの曲、
中学生の時に聴いていた曲、(その時、友人が失恋した時だったりして!私ではありませんがそれも思い出し 笑)
部活のテーマソングだった曲・・・。
音楽の力ってすごいなと思うのです。
今またふと耳にして、当時の思い出が鮮明によみがえること、ありませんか?
実はこうした効果を利用した心理療法に「回想法」と呼ばれるものがあるそうです。
私は心理学は全く詳しくないので、ちょっと読んだだけなのですが。
1960年代に米国の精神科医で老年学者であるロバート・バトラー氏が提唱したものです。
昔のことを思い出して言葉に出してみたり、過去に自分と似たような体験をした人の話を聴いたりすることが刺激となって、脳への情報の出入りが増える。
その結果、脳全体が活性化し、満足感や自尊心も高まり、認知症の進行予防にもつながるのだそうです。
紅白に戻りますが、観ていて「えーとこの人、誰だった?」「この曲ほら、なんだっけ?」なんていう会話が多くて、そのたびに思い出せなくてやれやれと思ったのです。
逆に、すんなり思い出せることのほうが圧倒的に少ない!!
はぁ~これは深刻、「脳トレ」が必要?!なんて言われても、やる気もやれる気もしませんが。でも、もしこんなふうな回想法で
脳が活性化するんだったら!いいかも♪
あとこれ、例えば旅行に行った先で「日光に透ける緑を眺めながら森林浴をした」なんていう記憶を思い返す、それも頭の中ではもちろん、写真を見てそのときを思い起こす・・・というだけでもいいそうです。
これだったらできそう!って思いませんか?
慌しく過ぎ去っていく日常のなか、ひととき急ぎたくなる思いにストップをかけて、
脳をリラックス・・・何もしないで心地いいことだけ考える時間、ほんの数分でいいので、持ってみたいものですね。