その他

奪われた節目

「大切な節目を2度奪われた」…東日本大震災で被災した、福島県いわき市の中学校で、 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、規模を縮小しての卒業式が行われました。
卒業生は小学校の入学式が震災で簡略化された学年であり、一部の生徒は「人生の大切 な節目を2度も奪われた」のだそうです。
記事に添って、卒業生の集合写真の一部分が掲載されていました。

そこに並ぶセーラー服姿の女子生徒たち。その笑顔は爽やかで、はにかんでいる子もいて、個性と、若さと、そして優しさが感じられました。
横に立つ先生も笑顔で・・・。

確かに節目を奪われたことに違いないのでしょうが、当の本人達は、突きつけられた現実が厳しくとも、それをまっすぐに受け止めている。そうやって育つしなやかさ、そして強さを持っている…希望の象徴のように感じました。

いつ、何が起こるかわからない。
それこそ、かつての女学生達は、青春を根こそぎ戦争に奪われたりもしたのです。
いつの時代も、むごい現実を受け止めている人たちがいます。
家族、友人、その存在や命・・・。

とは言え、自分にそれが受け止められるかと考えると、不安です。
怖いなと思う。弱いなと思います。・・・・・









電話前のページ

ごほうび次のページ

PAGE TOP