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珍しく目に留まった俳句です。

春の宿 何もなきこそ 何もあれ           山口素堂(やまぐち そどう)

山口素堂とは、江戸時代前期の俳人だそうです。

「春の宿」っていうのがまず、いいなぁと思ったのです。これから、色んな花が楽しめる季節ですね。

娘の誕生日が1か月ほど先なのですが、大きなお腹で近所を散歩していて、たくさんの花が咲いていく様子が見られました。

「いい季節だなぁ」としみじみ感じられたことを、この時期になると思い出します。

咲いていく花を見て、健気な様子や、生命力を感じられる時もあれば。まったく目に留まらないこともありますよね。

どちらもいいと、最近、そう思えるようになりました。

「活き活きと咲く花を見て、それを美しいと感じなくては」と思っていた時もあったのですが。         感じられるか、感じられないのか。             今の自分の本心が、どっちなのか。

そこを自分がわかっていることが、大事なんだなぁと思います。

会社の近くに咲いた、モクレンの木。白と紅と両方あるのです。わぁきれいと思って、それから2日ほどテレワークになり、次に出社したら。

雨もあったせいか、もう散ってしまっていました。 あっと言う間ですね。

きれいに咲いている時に遭遇したら、ちょっと気を付けて、大事に味わおうと思います。

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