「被災地を彩る 1 万株のバラ」
そんなタイトルが目にとまりました。
2011 年 3 月 11 日と言えば、東日本大震災。その時、約 4 千人が暮らしていた宮城県石巻市の雄勝(おがつ)地区を津波が遅い、230 人超が犠牲になった。
同地区一帯は震災後、災害危険区域に指定され、人口減少が進む中、その地に造られたのが、「雄勝ローズファクトリーガーデン」です。
今では代表理事を務める徳永利枝さん。3.11の津波でお母様を失い、実家跡地に 2 株の苗を植えたことがきっかけとなったのだそうです。
がれきが片付けられたあとを見て、徳永さんは
「何もしなければ、茶色い土地が広がったままになってしまう。人が生き、住んでいた場所だと記したい」
と思われた。その思いが原点となった。
そんなささやかな、目の前のことがきっかけになるなんて、すごいなぁと思いました。
ささやかなようで、とても強い意志だったのではと思わずにいられません。
延べ 1 万人以上のボランティアが携わり、今ではバラを中心に、1 万株以上もの花と緑が育っている。
ホームページを見てみると、そこに集うたくさんの人の思いを感じました。
人の思いは、確実に復興の力になる。
でもそれは決して簡単なことではない…ウクライナの映像を見ると、これ以上どうしたいの?と思ってしまいます。