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まず〇〇〇から変える

 突然、何の話だと思いますか?
「不祥事にまみれた母校」とまで言われた日本大学の理事長として、全面改革に挑んでおられる作家、林真理子さんのお話です。

〇〇〇とはずばり、トイレ!
各階に2つずつある女性トイレ、その半分が未だに和式であることから、「セコいようだが、まずトイレから変える」と。
これに女性職員からたいそう感謝されたそうです。日々の大事なことですもんね。

そして、失礼ながらいいなと感じた林さんの姿勢。
「理事長に就いて以来、緊張で疲れ切っている。言いたくないことも言うし、お願いごとや協力してもらうため、毎日人間力を試されているようだ」とのコメントが素晴らしいと感じました。

林真理子さんと言うと、もはやキャリアが完成されて、自分の思うように執筆だけをされているイメージでしたが、頂点に留まるどころか、まったく畑違いのところで、そんなふうに苦労されているなんて…すごいなぁと思ったのでした。

作家デビューは40年前。男性中心だった当時の文壇との向き合い方もすごいです。
 「女性だから」認められにくいとも言われる文学界ですが、
「自分の実力が足りないだけ。次はもっと良いものを書く。」
「努力。ひたすら努力。そしたらちゃんと賞をくれた」と。

ごちゃごちゃ言っていないで、やるべきことに没頭すれば、道は太く開けていくのですね。

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