歌手のMISIAさん。
たまたま付けたNHK番組で特集が組まれていました。
歌手としての活動と共に、アフリカの地に赴いて、現地の子供たちが学校で学べるように、財団を立ち上げて支援しているのだとか。
その小さな体に、とてつもないパワーを感じました。
たまたま、「チケットが手に入ったから」と誘ってもらって、MISIAのコンサートに行ったことがあります。
今からもう、15年ほども前のことです。
その時、彼女の歌声を実際に耳で、肌で聴いて、その感動ったらなかったです。もう言葉にならない。すごい。才能と魅力とエネルギーと…同じ人間なんだろうかとまで思いました。まだまだ若かった私は、恐れ多くも自分と比べて、「私はなんてしょうもない人生なんだ」と落ち込んだのでした(笑)。
そのMISIAさんが、アフリカの地で活動する様子が伝えながら、彼女は広く「戦争」についてメッセージを語っていました。
中でも印象的だった言葉。
「戦争は転がっているものではないんです。人が起こすもの。
平和も転がっているものではないんです。それは人が作っていくもの。」
どちらにしても「人」がその担い手になる。
自分もその一員であるという意識。
最近、読んだ『生き方』(稲盛和夫 著)という本に、
「才能にあふれた人ほど、それを正しい方向に導く羅針盤が必要」と書かれていました。
MISIAさんはその才能をもって、影響力を持ち、そしてそれを世界のために使っている。素晴らしい生き方をされていると感じました。