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女性の立ち位置

 今日は少し深刻な内容です。

 子供を生まない人生を選択した女性のための「マダネプロジェクト」に注目しています。そう思って新聞などを眺めていると、様々な組織が立ち上がっていることが伝わってきます。

 例えば、思いがけない妊娠に葛藤し、一人で悩む女性に寄り添う事業をされているNPO法人「ピッコラーレ」。妊娠が全ての人に幸せなことであるとは限らない、誰の子供かわからず、親にも言えない…。その現実の背景には、貧困や暴力など、解決しがたい課題があると言います。

 高齢化・少子化が深刻な今、そしてこれから。女性の力が社会に必要であることは間違いないと思います。その今を思うと、かつて女性は家にいるべきとされた時代は、そう遠くないのだなとも感じます。

 別のコラムで、女性の生きづらさを小説に込めた作家の1人として、田辺聖子さんの名前があげられていました。 

 今から76年前。玉音放送から2日後に、校長先生がこう訓示したそうです。

男子を戦争に取られ、女子も工場で働くようになっていた現状に対して。「これからは男子は戦争から帰ってくるから、女子は元のように家庭へ帰るべきである」。
 

 当時とは違った問題が深刻化する今ですが、総じて女性の立ち位置がずいぶんと変化してきていることを感じています。

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