ことば

挑戦

伝統産業界で異例、この10年で売り上げを8倍に増やした会社があると新聞に出ていました。富山県の鋳物メーカー、能作(のうさく)。
ホームページを見て驚きました。
斬新でおしゃれ!風鈴やお箸置きなど、いいなぁ、欲しいなぁと思ってしまいました。ちょっとお高いのですが、でも大事にしそうだし。風鈴にひかれました♪


ニューヨーク近代美術館MOMAでも食器などが扱われ、しかも人気商品だそうですが、それも納得です。

4代目社長である能作克治さん。仏具や茶道具が主流だったところを、思い切った発想で事業を広げてきた。その根底にある思いが…

伝統産業は、守りに入ると守れない。常に挑戦を」。

深いなぁ~と思いました。
守るために、挑戦を続ける、か。

挑戦って、言葉にするとおおごとのようですが、先日オンラインの勉強会でお会いした方は、80代。「この年になってパソコンに手を出すなんて、自分でもびっくり!」と。まさに日々、挑戦。笑顔が素敵で、何かにつけて「楽しいです、ワクワクします」とおっしゃいます。

冒頭の能作さんも、食器に参入する際、ぐにゃっと曲がってしまうから向かないとされてきた錫(すず)に着目。業界の常識に反して「指に少し力を入れただけで形が変わる器なんて面白い」と。挑戦を決めたそうです。

小さなことから挑戦、しかもそれを楽しむことって、大事なんですね。何事も。

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