こんなタイトルの本を読んでいます。
お弁当に関するエッセイを、色んな作家さん達が1つずつ、持ち寄るようにして収められている本です。
お弁当に関する思い出、思い入れ…それはもう、誰もが持っているものなのだな…そう実感しました。
私自身、今では作る側になりましたが、そうなった今でも、母が作ってくれたお弁当の思い出は、幼稚園時代からあります。
この本の中でダントツ印象的だったのが、阿川佐和子さんの「かつぶし弁当」。これが私の母が作ってくれた「のり弁」にそっくりだったのです。
まず、ごはんにお醤油をまぶした「おかか」をのせて、その上にのりをペタペタと。 で、ごはんを重ねてもう一度…それを繰り返すというものです。
阿川さんはご自身がこれを好きだっただけではなく、お父様が「まるで子どもみたいに時々、母にねだっていた」様子を書いておられて…それを読んだらなんとも微笑ましい気持ちになりました。
私もそれがのり弁だと思って育ったので、結婚してから夫にのり弁をリクエストされて作ったら、「おかかはなくていいんだけど。のりとご飯だけでいいんだけど」と言われ、びっくりしたのでした。
それ以来、かつおぶしってちょっとお高いので、夫の望み通り、のりだけペタペタ…のシンプルなものになりました!
よし、明日はのり弁にしよう♪