「新型コロナウィルスの感染拡大」…。
いつの間にか、耳慣れてしまいました。
2月末、学校の一斉休校が決まると
「全国の学童保育施設におにぎりを無償提供することを表明」
ローソンが行っていたことをあとから知りました。
当初は3万個を想定したが、最終的に届けたおにぎりの数は58万個。
竹増社長が決断に至ったのは、 コンビニに期待される役割は「ライフライン」という思いだそうです。
おにぎりって、食の原点のような気がします。
私にとってのおにぎりは、亡くなった祖母の味。
小学生の頃、 祖父母のところに遊びに行くと、ちょっと車でドライブに、お弁当を持ってピクニックによく行きました。
その時、いつも祖母が作ってくれたのが、塩むすび。
祖母の炊くご飯は多めの水加減なので、少しべちゃっとしていましたが、そのたきたてのご飯、しかもアツアツをにぎるのです。
私は、祖母が「アツ!アツ!」と言いながら、左右の手の内で転がしながら、おにぎりを作るのを見るのが好きでした。
一体いくつ作っていたのか・・・けっこうな量だった気がします。
なぜなら、池のほとりに着くと気分がよくてお腹もすいて、そのおにぎりがいくつでも食べられたからです。 お米の粒はつぶれてしまっていて、ほおばるとモチモチとして、なんとも美味しかったです。
ちなみに、たわら型でした。
どんなことをしても、もう絶対に食べられないなぁ・・・。
私もそんな何かの作り手に、なりたいと思います。