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おんぶ

 3月11日を前に、今年が東日本大震災から10年という節目の年であることから、色々な企画が形になっていると感じます。
昨夜の9時半のNHKのニュースでは、3.11で息子さんを亡くされたという、ある男性の記録が放映されていました。
 最愛の息子さん。津波で亡くなったとされる人々の中に、恐らく該当するのではないか。そう察しておられるのですが、認めたくない。あきらめきれない…。今も、息子さんの携帯に日々、メールを送っておられるのです。

 そのお父さんの言葉で印象的だったのが、
「引きずるっていいますが、そうじゃなくて。おんぶしていくっていうのかなぁ。これからも息子への想いと一緒に、生きていきます」と。

初めて気づきました。引きずるっていう言葉より、おんぶのほうがずっといい。自分のなかでそう捉えておくほうが、ずっといいなぁと思いました。

 時間が解決するよ…そう言われてきたそうです。私もつい、言ってしまうかもしれない。でも、愛する人を突然、失う悲しみ…。事柄に限らず、思いにとらわれたままの人は、多いはずです。

ぜひ「思いを大事にしている」と思いたいです。                   

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