新聞で読んだ、ある小学校の校長先生のコラムより。
卒業式は、学校で最も大切な日。
子どもたちが希望ある将来に心をつないでいくために「卒業おめでとう」の言葉の後には、心の声ではっきりと「十分なことができなくて申し訳なかった。4月から、先生たちはもっと頑張るから」という約束が続くのだそうです。
反省と、後悔の気持ちからくる思い・・・。
「一人ひとりの顔を思い浮かべながら、もっとこうしてあげたかった、こんなこともさせてあげたかったと後悔する」のだと。 なんと正直な告白だろうと思って読みました。
後悔のないように精一杯やれたと思う、実際のところ100パーセントは無理でも、でもそれなりにやれたことを見る…そういう考え方を、私だったらするなぁと思ったのです。
でもそのコラムは「この後悔の気持ち、反省の気持ちが自分たち教師を成長させる。だからこそこんな気持ちにさせてくれるこどもたちに感謝するのが卒業式です」と、しめくくられていました。
後悔も反省も、こんなふうにしっかりと次につなぐ糧にしたいなと思いました。