自分の不調を思うと、やれなくなっていることが原因であることが多い。少しでも動けると、そこからいい兆候を感じられるのです。
私の場合、わかりやすく新聞が面白くなる。そんな中で見つけた記事です。
小学5年のAくん。やんちゃ坊主で、塾の問題児。女子生徒に下品な言葉をはいたり、それで注意されても反省どころか、言い訳ばかり。あるいは友達とけんかして…と他の子の邪魔ばかりする。
そんなAくんから、合宿の申込みがあった。 人数を制限して申込みを受けている状況なので、Aくんの保護者は「まわりに迷惑をかけるだろうから参加を見合せようと思うが、本人の意思が固い。どうしたものか」と。
でも先生は、むしろ成長が見られるかもしれないと、合宿に連れて行ったそそうです。
3泊4日の合宿中、日々10時間以上の学習。 それにAくんは、見違えるような集中力を見せて挑戦した、と。 Aくんが合宿の終りに書いたという作文が引用されていました。
「みんなと仲良くできて、ものすごくうれしかった。さけんでもいいくらい、ありがとうという気持ちがおさまりません。どうしようもないぼくだけど、合宿に行かせてくれた家族にもありがとうを言いたい。」
なんだか、ぐっときてしまいました~。 きっと、何かきっかけが欲しかったのだろうなぁと。思うようにやれないストレスで、やり場のない気持ちがあって、苦しかったのでしょう。
必死にやれる環境に飛び込めたことで、大変さ以上に「やれている自分」を感じられて…。「ありがとうという気持ちがおさまりません」って。いいなぁ。健気だなぁ。
がんばれるって、幸せなのですよね!