先週末、大好きな美容院に行きました。
1人で美容室をやっている、Kさん。もう長いお付き合いで、いつの間にか、3人のお子さんをもつパパさんに。
ご自身も長男・長女・次女の3人兄弟。奥様もそう。そしてなんと、そのお2人の間に生まれたお子さん達も、男の子・女の子・女の子の3兄弟なのです!素敵な偶然ですよね~。
8歳・5歳・2歳になったお子さん達との毎日は、それはそれは賑やかな様子♪
先日の十五夜。お休みだったKさんがお夕飯を作り、そのあとに奥様が「おだんご作る人~?」とお子さん達に聞いて、もちろん「やるやる~!」で、白玉お団子パーティをしたのだそとか。「僕の作ったおかずは残したのに、団子となると、まぁ食べる食べる!」だったそうで、なんともほっこり、微笑ましいお話でした。
でも、こういうことを聞くと、私の胸はチクリと痛むのです。
ごはんでもおやつでも、一緒に作るのって、子供は楽しくて大好きなんですよね。でも私は、自分に余裕がなくて、変にイライラして楽しい時間にできなくて、そのうちやらなくなって…ほとんど経験させずに過ぎてしまったのです。
ごめんね…って後悔していることのひとつです。
そんな気持ちをKさんに告白して、聞いてもらいました。
美容師さんて、不思議な存在。髪に触れられているからなのか、不思議とリラックスして、他だったらわざわざ言わない話をしてしまいます。
「あ~でもそれ、わかりますよ~。うちの奥さんも、めちゃめちゃイライラして、かえって自分の首を絞めていること、よくありますよ笑。」
そう言ってKさんは和ませてくれました。ありがたい。
そして思い出したのが、西加奈子さんのエッセイにあった一文。
西さんの文章は、心にすとんと響くことがあるので、好きだなぁと思う作家さんです。
『その言葉が重荷になる人がたくさんいることも、自分にはそれをいう権利がないこともわかっている。でも、今思うのだ。
世界中のお母さん、頑張れ。』
そう言われてちっとも嫌な気がしなくて、
むしろ元気をもらえるのです。