読んでいるエッセイの中に見つけた一文です。
「やわらかい顔で、ケータイで話をしている人を見ると、羨ましく思う」。
そうだな、いいなぁと思いました。 羨ましいというより、単純に「やわらかい顔で、ケータイで話す」その光景って素敵だなと。
自分も含めて、携帯で話をしている人は、切羽詰まった表情の人が多いと感じます。
そして、電車内でスマホを眺めている人には、空虚な表情の人がほとんどでは?
「やわらかい顔」って、つくづくいいなぁと思います。
でもそんなの、恋人を相手に話す若者ぐらいじゃないか?なんて(笑)。あとそう、小さい子のかわいらしい仕草は、人を自然と笑顔にしますよね…。
思い出したこと。
子どもたちがまだ、小学校の低学年ぐらいまでは、不意に電話で話すことになると、ちょっと面白かったのです。電話に慣れないせいで、少し緊張気味で。声より鼻息のほうが大きかったりして(笑)。
よそゆきの声が、可愛かったなぁ。そんな時、用件を伝えながらも、その電話を終えたあと、私の表情は、少しはやわらかかったかもしれません。
顔は、自分でつくるもの。最近は「このシワを作っているのは自分だ」とドキっとすることが多いので!意識して「やわらかい顔」の瞬間を作ろうと思います。