昨日、大阪府立西成高校の校長先生の言葉について書きました。
直接関係があるわけではないのですが、置かれた環境にある問題に「自分も苦しんだ」と語るのが、作家のブレイディみかこさん。
貧しい家に生まれ、通学の定期代を稼ぐために10代の頃からアルバイトをしていたのだそうです。貧困の連鎖は解消されていない。でもそこに「自分も苦しんだからこそ、私は階級をテーマに執筆をつづける」と、力を込めて書かれていました。
自身のルーツ、そこから起きた事実など、変えられないことは多いけれども、そこに意味を持たせることはできるのですね。
苦しみも原動力になること、その強さを感じました。