お笑いタレントで漫画家でもある、矢部太郎さん。
認知症についての本「マンガ ぼけ日和」の紹介とともに、新聞に出ていました。
本の中で紹介されている「モノとられ妄想」は、お義母さんから「お金をとった」と言われ続けてつらい思いをしたお嫁さんが、「一番世話をしてくれて、頼りにしている人に対して症状が出る」と知り、もっと早く知っていたら…と感じるエピソードです。
認知症の介護には、知っていると心が軽くなる、不安が減ることが、とてもあるのだそうです。
矢部さんの言葉で印象的だったのは
「認知症に悲劇としてふたをしてはいけない。相手の話を聞いて、受け入れて、相手の基準で接する。それは日常の人間関係とも地続きで、基本は同じ」ということ。
何も、特別なことではないのですね。
紹介文に書かれていた「笑って、泣けて、不安がやわらぐ一冊」。
いいなぁ、魔法の本みたいだなぁと思いました。