『身軽に暮らす』―もの・家・仕事、４０代からの整理術（技術評論社）を読みました。お気に入りの図書室でこれを借りるのは２度目。６人の人の生き方を取材したエッセイと、それぞれの住まいやこだわりをおさめた写真もたっぷりあって、素敵な本なのです。

　フリーランスの編集者兼ライターである山崎陽子さん。かつて夕方までと、その後の夜と保育園をかけもちしつつ編集者を務め、なおかつ親の介護までしていたフル回転の時代を経て…今ではゆったりとした生活に落ち着かれた様子が描かれています。そのすっきりとした暮らしぶり、細部へのこだわりが、なんとも素敵です。

　その山崎さんの言葉にありました。『自分が時間の前に立ち「追われる前にリードする」みたいな感覚』。それには、踏ん張るところと、ゆるめるところを心得ておく。「時間に追われる生活をさんざん経験したからこそわかった」ということにも納得です。

　時間て難しいですよね～。ちょうどよく忙しいって中々ないなぁと。忙しすぎるか、暇になるか。私はつい「やらねばならぬこと」に追われてしまうので、気が付くと楽しくない！これはよくないなぁと思います。そう、「楽しくなければ仕事じゃない」のです！