『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した町田その子さん。別の作品から読んでいます。
タイトルは『うつくしが丘の不幸の家』。5つの家族が登場する連作小説。かなり面白いです。引き込まれて読みふけってしまいます。その第1話に出てきたセリフです。
「あなた しあわせがどうこう言うけれど、しあわせなんて人から貰ったり人から汚されたりするものじゃないわよ。自分で作り上げたものを壊すのも汚すのも、いつだって自分にしかできないの。他人に左右されて駄目にしちゃうなんて、もったいないわ」
はっとして、まさに「目が止まった」状態になりました。
「自分にしかできない」、「他人に左右されるものじゃない」。
自分が自分として、しゃんとしていられるように、ありたいものです。