おすすめの本

食べること

 ドミニック・ローホー著『シンプルに暮らす』を読みました。

 心から喜びを感じて生きるための、食べ方、そして、人生の過ごし方とは?…気になって読みました。

一貫して書かれていたことは「質の高いものを、少しだけ。」

 現代社会に生きる私たちは、消費に取りつかれてきたのではないか。それが幸せへの近道だと思わされてきた、と。これには納得でした。

 現代人の抱えるトラブルの多くは、心や身体が取り入れるべきものの、自分なりの基準を失い、ただ受動的になんでも受け入れてしまっていることに起因する、と。

 とても説得力を感じるのですが、自分事に考えて、さぁどうする?となると、書かれていることには、実行できるイメージが中々持てませんでした。

 例えば「食べる量を半分にして、一口に幸せを感じる」とか。             「食べる量を減らせば減らすほど、深く味わえる」とか。               「賢者は無味を味わう」!!!←これを言ったのは老子だそうです~。

わかるけど、でもだいぶストイックですよね~(笑)!

「間食は上手にする」→これぐらいなら心にとめておけそう(笑)。「薄味の魅力に気づく」ぐらいも、いいなぁと。

 あともうひとつ、腑に落ちたことは。「よくかんで食べることの大切さ」です。これは、あらゆるところで言われますよね。でも私はあの何十回と「噛む」ことが苦手。なんというか、せっかく味わった美味しいところから、味も食感も消えて、ただひたすらドロドロに変化してしまう感じが…それが大事と言われても、する気になれなくて。

 でもこの本に書いてあったことは「飲み込む寸前に、もう1度そしゃくする」というもの。それならできそう!とやり始めました。        飲み込もうと思ったら、もう1度だけ噛む。      確かに、消化しやすいと、身体が楽をできる気がするのです。

何よりも、食べることは毎日のことなので、大切にしたいと思います。

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