最近セミナーの中で「聞き手」としてインタビューする機会を与えてもらっています。 とても難しいけれど、すごくやりがいがあって、毎回、挑戦しがいがあるので、実は好きな仕事でもあります。
まだまだ経験不足なので毎回ドキドキですが、今、心に留めていることは「質問を不完全な状態で相手に投げる」こと。
なぜなら、相手から話を引き出したいから。
こちらの質問が完成されていると、相手は「…はいそうです」で終わってしまうからです。
本当はもっと、相手が語りたくなるような質問を投げかけることが理想ですが、今はまだまだその手前。
現場の私は「〇〇って言うと…」とか、「…ふぅん、それは?」とか言っています。
特にZoomで話をしているので、相手の言葉にかからないようにとも思ってのことです。
そんな「質問」がテーマだなと思っている時に、目にしたコラム。
それは、心理学の観点からは「相手の負担にならない質問をする」というものでした。
オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンと言われますが、一般的には相手が話を始めたくなるような、開かれた質問がよいとされる。
でも心が疲れている状態の人には、閉じた質問で、簡単に答えられるほうがいい場合もあるのだと。
心が疲れている時=思考力が落ちている時だから、的確に答えられないと、相手がますます自信をなくしてしまうことになるから。
なるほど。「質問」ひとつとっても、目的が何かで、正解がまったく違ってきますね。
そして、そのコラムの例として書かれていたこと。
それは、筆者が留学中にサンドイッチを買おうとした時。アメリカではパン、ハム、チーズ、野菜の種類など、次々と希望を聞かれる。それを考えて答えることが苦痛で、日本の出来合いのサンドイッチが恋しくてたまらなかった、というのです。
確かに。留学していなくても、最近、妙におしゃれなカフェで、買い方ひとつわからないとドキドキしてしまう私。その気持ち、わかるなぁ。
そしてもうひとつ。中2の息子に機嫌よく話をさせる質問!これが難し~い。でもたまに乗ってきて友達の話、部活の話など、笑いながらしてくれる時があります。そんな時は心の中で「よし!」と小さくガッツポーズしています♪