「未来の塩は食器の形をしている」
ん?興味をそそられる文章だと思いませんか?
一見シンプルな白い食器にしか見えない、おわんとスプーン。
キリンホールディングスが開発した「エレキソルト」は、なんと!電源を入れて食器の表面にある電極に指で触れると…すごいんです。
「食品の中に含まれるナトリウムイオンを電流の力で動かして、塩味を感じられるようにする」というもの。
要は、かなり薄味の、塩分控え目な、はっきり言ってオイシクナイであろう食事も、ふつうに美味しいと感じさせてしまう!魔法みたい!これってすごい発明ですよね~。
たまたま新聞記事とニュースでも見たのですが、「こんなものができる時代になったのか~」と感激してしまいました。
開発担当者によると、食事療法に取り組む人々のつらさを知り、「おいしさをさまたげずに健康的な食事をしてほしい」との思いが、開発の原動力になったそうです。
減塩、減塩、と言われても、美味しくないと続かないですもんね。
でも美味しいものは高カロリーで塩分も強い…という矛盾をスパッと解決してくれる、優れモノだと思いました。
技術の進歩って、はかり知れませんね。時や場所をも越えて、自由に食べたいものを味わえるようになる…なんてことも、実現間近かも?しれませんね。
一方で、誰かのために思いを込めて作るとか、大切な人と食卓を囲む喜びは、格別のものですね。その価値は揺るがないと感じます。
娘の入試の時、息子の小学校最後の遠足…祈るように、気持ちを込めて、作ったお弁当…。懐かしいなぁ。作る幸せを感じさせてもらって、ありがたいなぁと思います。