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悔しいの先へ

 横浜FC所属のカズこと三浦知良選手の「サッカー人として」という題のコラム。

いつもとても面白くて、サッカーに疎い私でも引き込まれます。

カズさんの挑戦を止めない姿勢に、すごいなぁと思うから。

でも文章に触れてみると、ストイックな一面よりも、人間らしい葛藤をごく当たり前に感じる様子に、むしろ親しみを持ちます。

「その場に居られる喜びだけでは、そこに居られなくなる」

先発が2試合、途中出場が1試合しかなかった今期。その現実には、「悔しさしかない」と。それでもすごいなぁと思うのは、たとえ数分しか出られなくても…

「90分だろうが、1分だろうが、向き合う姿勢は変えない」。

横浜Fマリノスとの最終戦では、残り3分で出場「機会を得た」。

2、3分なら何歳だってできるだろうとか、温情をかけられたとか…人は勝手なことを言うけれども、それは、ただひたすら「毎日努力するからこそ」。それでも「試合に出ると本気で思っている」のだと。

どんなに大変でも立ち止まりたくない。出られず悔しいで終わらせるつもりもない。

『悔しいの先へいきたい』と、カズさんの言葉は結ばれていました。

さらっと書かれている中から、とことん悔しさが伝わります。

「悔しい」思いって、どうですか?強烈な悔しさ、体験したことありますか?

ふと思いつくことと考えを巡らせてみても、私には…そこまでのことは、中々ありません。

それでも思い起こしてみると…仕事で与えられた課題・ロールプレイング=実際を想定してそれを演じながらの練習の時でした。

まったく思うようにできない私に、これでもかと容赦なさすぎる要求をされた時。

わりと最近のことですが、いい歳して?!悔し泣きしました!!!

自分に情けないのと、なんでそこまで求めるんだと上司(それも社長だったのですが!)を攻める気持ちと、そこは私が勝負できるところじゃないっていうこれまた言い訳の気持ちがわいてきて…すべてが悔しくて。

でも泣いてしまったのはけっこう、周りに迷惑だったなと反省します。(苦笑)

さて。ことの大小はさておき、本気で向かっているからこそ、「悔しい」と感じられるのだなぁ思うのです。

そして、悔しさは原動力にもなると思います。

年齢を重ねるほどに、悔しさを感じるほど打ち込むことができたら、それだけでも自分にハナマルと思うこの頃です。

これって相当な負けず嫌い、ですかね(笑)?

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