「カツベン!」という映画が公開されています。
今から約100年前、「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった時代。
楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げ、観客たちを熱狂させた「活動弁士」(活弁=カツベン)の姿を描いたものです。
それに出演している女優、井上真央さん。
インタビューの発言に共感しました。
今は何よりも「楽しむ」ことを大事にしていると。
→これ、ただただふわ~っと、にこにこ笑いながら、あぁ楽し~いっていう感覚とは違うと思うのです。
もっと自分と向き合って、自分を信じるからこそ追い込んで、目標を決めて、そこに向かう中で得られる充実感…きっとそんな感覚が、ここで言う「楽しむ」だと思うのです。
「楽しむって、忘れてしまいがちですが、何においても、楽しもうとする感覚を持っている人って、すてきですよね。」そう語る井上さん。
私がそうそう!と思ったのは、「楽しむって忘れてしまいがち」というところ。私も本当にそうなのです。
やらなくちゃ、やらなくちゃ…で、気づくと体にぎゅっと力が入っていることがよくあります。そんな時には、あわてて「ほぐれる様」をイメージして、力を抜くようにしています。
自分に対して、かける言葉って、意識したことありますか?
私はそこで「楽しいね、楽しいね」って言い聞かせるのです。「楽しんで」だと、楽しんでいないことが大前提。だから「楽しいね」。
ちょっとした違いですが「楽しいね」は、すでに楽しんでいるところにかける言葉だから。
人に対して言葉がけを気遣うなら、そのもっと手前で、自分に対しても元気が出るような…そんな言葉をかけたいと思います。
もっとこうなりたい…そう思う方向に自分を向けられるような。
思いや言葉がもたらすものって、私はすごくあると思っています。