素敵な小話に出会いました。
ギリシャ神話にあるお話です。
かつて、オリンポス山に住む神々が会議を開きました。
「 『幸せの秘けつ』をどこに隠せば、人間がそれを見つけたときに、最も感謝するであろうか?」と。
様々な意見が出たそうです。
「高い山の上が良いだろう」 「いや、地中深くにしよう」 「深い海の底に隠すべきだ」 ・・・ 。なかなか、決まりません。
そこで、ある神はこう言いました。
「人間の心の奥深くに隠すが良い」 。
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心の奥深く・・・幸せの秘訣はそこにあるのだと。
だからすぐ近くにあるようで、見えなくなってしまうのでしょうか?
皆さんは自分の幸せ・・・しっかり見えていますか?
かつて私は数年間、まったく幸せ感がなくて、「自分ほど不幸な人間はいない」と思っていたことがあります。
自分の心の中をのぞいてみれば、幸せはちゃんとあったのに。
でもまったく、感じられなかったのです。
「不幸のどん底!」って思っていました。今とさほど状況は変わらないのに、です。
実は今の仕事をするようになって、今の会社と関わるようになって、教わりました。
幸せとは、特別な何かではなく、自分の手の内にあるもの。
自分が今すぐにでも感じられるものだと・・・。
この「感じる」という感覚が大切なのですね。
その時の私は、自分の手の内にないものが、手に入ることが幸せだと思っていました。
ですから、幸せは「感じるもの」と言われても、すぐには納得できませんでした。
それから・・・幸せの感じ方を教わって、少しずつ、でも確実に、自分の幸せに気づいて、それを感じられるようになったのです。
「心の奥深く」でもないかな。心がやわらかくなっている時は、心にふわっと、すぐに感じられたりもします。
時には、自分の心をのぞきにいってみませんか。