2019年1月に亡くなった千葉県野田市立小学校4年の栗原心愛(みあ)さん。
傷害致死などの罪に問われた父親の初公判が千葉地裁で行われました。
心愛さんの母親は、夫の暴行を知りながら制止しなかったとして、傷害ほう助罪に問われ、懲役2年6月、執行猶予5年の判決が確定しています。
痛ましく、やりきれない事件として、心に残っています。
そんな心愛さんが書いていた「自分への手紙」が新聞に出ていました。
そこに記されていたのは・・・
「未来のあなたを見たい」
「あきらめないで下さい」
という言葉。なんて、なんて健気なんでしょう。
そんな絶望的な状況でさえも、自分にエールを送ることができる強さに、胸がつまりました。
とてもがんばり屋だったという心愛さん。
10歳のまっすぐな心は、必死で自分を奮い立たせること、それも命が脅かされている日常に使われるべきでは、決してないはずです。
もっと安心して、もっとただただ、無邪気に、いられる時なのに。
どうにもやりきれない記事に見入ったまま、ため息しか出せませんでした。