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季節はずれのサンタばなし

 作家 中嶋有氏のコラムで、サンタクロースの話が書かれていました。

『僕はもうサンタを信じていない。サンタを「信じる」から「信じない」に移行してから「やっぱり信じる」という逆流は起こらないけれど、それは信じていた事実がなくなることを意味しない。』

→そうそう!この年になった私も、まさにそう思うな~と共感しました。

写真つきのコラムで、そこに写っているのは実際にサンタからもらった目覚まし時計と貯金箱。なんと今でも使っていると。で、その見るからにレトロな品を他人に「これ、どこで手に入れたの?」と聞かれたとき、反射的に「子供のころにサンタにもらった」と回答してしまう。そこで「母にもらった」のが事実なのに、そうとは言わない…。

ふむふむ、ちょっとほっこり、いい話だな。 サンタをする側になった今でも、なんだかんだ特別な夜ですもんね。 手配が遅くなって夫婦喧嘩の種になったりもしますが(笑)。

あと私、子供の頃に父の弟(つまり叔父)に、毎年しつこく言われたんです。 「おじさんはサンタの知り合いなんだよ」「いい子にしてないとサンタは来ないぞ~」って。 そう言われるたびに、なんともムカムカして、「うそだろ!」と思っていたし、「出た、また言ってる」と聞き流そうとするのですが、これがけっこう引っかかる。言われるたびに、嫌な気分。「私は大人になっても絶対に、こういうことは言わない!」って決めていました。 よほど嫌な思いをしたようで(笑)、自分が親になっても、子供たちに「いい子にしていないとサンタさん来ないわよ」とは1度も言っていません。

今はまだ6月ですが、きっと気が付けばクリスマス!…さすがに早いかな(笑)。 でもね、先日会った1年生の甥っ子が「ぼくね もうサンタに てがみ かいたんだ!」って見せてくれたんです。かわいい~。あと何回、下書きするのかな~と思った意地悪おばちゃんですが、それを口には出しませんでした♪

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