気がついたら10月。早いものですね。特に今年はコロナで、その数ヶ月停止したせいで時間が経つのが早く感じてしまった…ということは何もしていないのではないかと、少し焦る気持ちになります。
敬老の日に思ったことを書かないまま今に至ります(笑)。
「敬老の日に思う」として、資生堂の魚谷社長・CEOがコラムに書いておられました。
大企業のトップともなると、時代を読むようなこと?いえ、とても個人的な話が書かれていて、かえってお人柄を感じたコラムでした。
それは、お母様の最期を看取ることができた、その時のことを書いたものでした。
コロナでリモートワークになったことが功を奏し、病室からメールをしたり、テレビ会議をこなしながら、最期の瞬間まで付き添うことができたそうです。
そのとき関わられた看護師、介護士さんの心のこもったケアに感激され「死別の悲しさを和らげてもらった」と。そうまで言わせるとは、きっと献身的で誠実な対応だったのでしょう。しかもそれが若い方だったそうで、超高齢化社会と言われる今、今後ますますこういう人材が必要になる、と。
敬老の日というと、ご老人を敬うという考えになりますが、同時に高齢者ケアに従事する人たちへの感謝の日にしたいと。それを読んでなるほど、と思ったのでした。