久しぶりにこの言葉を目にしました。
ミュージシャンである高見沢俊彦さんのコラムで。高見沢さんというと、年齢不詳だし、正直なところ、なんとも奇抜な容姿!でもその外見とは裏腹に(どこまでも失礼ですが笑)、主張されることがとてもまじめだなぁと感じます。
子供の頃、家族そろって大河ドラマを観る。それが週末の家族団らんだったのだそうです。ドラマがややこしい人間関係やエピソードに入るたび、お父さんやお兄さんが小学生の高見沢さんにもわかるように、解説してくれた…いい時間だなぁと思いました。歴史はもちろん、お父さんやお兄さんの存在の大きさを、肌で感じられた時間だったことでしょう。
私も子どもころは、リビングの主役はテレビ。それだけでした。だからこそ、みんなで同じものを楽しめたのかもしれません。
今は画面と言っても、携帯やらゲームやら…我が家にはありませんが、タブレットだってそうだし。いくつもありますよね。
つい先ほども、夕食後の後片付けをしながらふと見たら、夫も娘も息子も、それぞれ別の画面に見入っていました。
悪いとは言わないけれど、ちょっとむなしいなと思ったのが正直なところです。画面を見ないで、無音な中にいる時間が、貴重だなと感じます。