元米国大統領バラク・オバマ氏。その妻であるミシェル・オバマさんの自叙伝を読んでいます。
とても分厚い本ですが、読み始めたらその表現力に感動で、毎日少しずつ読み進めています。
とても印象深いのは、ミシェルさんのご両親の素晴らしさ。特にお母様について書かれているところは、私も少しでもそうありたいと感じ入りました。
いくつか、その中でも特にいいと思うところを抜き書きします。
母は…
・私たち子どもの心の状態を観察し、いずれ訪れる様々な辛苦や成功について、慈愛あふれる教えを説いた。
・私たち子どもにとってうまくいかないことがあっても、少ししか同情しなかった。
・私たちが何か大きなことを成し遂げれば、自分も嬉しいのだとわからせる範囲で褒め、決して褒められること自体が目的にならないよう節度を保った。
・母の目的は、私たちを外の世界に送り出すことだった。「私は赤ちゃんを育てているんじゃないの。大人を成長させているの」とよく言っていた。
きっと、何事にも動じず、強く大らかで、思慮深い人なのだなぁと思います。
大いに同情することが優しさであり、寄り添うことだと思っていた私は、本当にハッとしました。
母であろうとなかろうと、一人の人の思想は、関わる人に影響しますよね。深く受け止めることと、それを大げさに同情したり心配することは、全く違うのだなと。どーんと受け止められる人でありたいと思います。