バイオリニストの葉加瀬太郎さんが、日経の夕刊にコラムを書いておられました。
1995年(もうそんなに前のことなのですね)、
セリーヌ・ディオンとの共作「To love you more」が大ヒット。
彼女との共演をきっかけに、様々なことで影響されたと。
セリーヌ・ディオンの徹底したプロ根性を語るエピソードとして。
公演の合間に1日、休みが挟まることがあるが、そうするとセリーヌはその日、一言も話さないのだと。喉を休めるために。
なんと、アメリカンフットボールの試合を観戦しても、ガッツポーズをして楽しみながらも、絶対に歓声を上げなかったと、その徹底ぶりは凄まじい。
そして、セリーヌを支えるチームのすごさ。彼女はカナダのケベック州を拠点に、幼い頃から音楽活動をしているが、その後、いかにビッグになろうとも、かつてのバンドメンバーを変えなかった。
スタイリストやマネージャーを親族にやらせ、「ケベックで共に育った人々と夢をつかんだ。」
だからこそ、チームの結束は強く、それが彼女の音楽を良くしていると、葉加瀬氏は「肌で感じた」そうです。
「セリーヌとの出会いは宝物」 ・・・葉加瀬氏をもってしてそう語らせるとは。
つくづく思うこと。
仕事は、「誰とするか」で全く、違う意味をもたらします。