ある勉強会で、持ち回りでテーマを決めて、そのことについて3分スピーチをするという時間があります。先日、面白かったテーマがこれ。
「もしあなたが野菜になるとしたら、何がいいですか?」
へぇ~。そんなこと考えたこともなかったので、考える時点で脳の使っていない部分が刺激されるようでした。
野菜、好きですか?好きな野菜って考えてみるといろいろありました。そんなことを言い合って「あ、私も~」なんて、そこから気軽に盛り上がれるのも楽しかったです。ちなみに私は春きゃべつ、ごぼう、れんこん、そしてかぼちゃ!…私はかぼちゃを選んでエピソードを発表しました。
でも皆さん、もっとまじめで、本当にその野菜になるとして理由を考えて発表されたので、感心して聞き入りつつも笑ってしまいました。
「長ネギになりたいんです。主役にこそなれないけれども名脇役。誰かを輝かせるような、そんな生き方をしたいと思います」
「玉ねぎになりたい。とけて形がなくなってもしみじみと味わいを残す存在感。そして薄皮を向くように進歩したいから」
…とか。ね?すごいと思いませんか?そこまでまじめに「野菜として生きる」ことを考えるテーマだったのでした(笑)。
私は野菜として生きる!…と、そこまでは考えておらず、大好きなかぼちゃにまつわるエピソードを話したのでした。
それは私が中高校生時代。ちょっと深刻な時代でした。父が破産し、母は仕事を始め、そんな私たちを心配して母方の祖母がクール宅急便で毎月、おかずを送ってくれるようになっていた頃。
当時、クール宅急便が始まったばかりでした。祖母が必ず入れてくれたおかずに、「かぼちゃの天ぷら」があったのです。それが大好きでした。
わりと大変な日常だったので、祖母はそこを心配してのこととはいえ「ビール飲みながら天ぷらするねん」と、けっこう楽しんでくれていた様子。粋なおばあちゃんでした。今でもかぼちゃの天ぷらを食べると思い出します。どんな思いで作ってくれていたのかな。それを食べて大きくなりました。感謝!
☆次は週明け月曜に更新します。