新聞記事にびっくり!しました。見出しは「89歳、キャリアはまだ続く」。
ともに89歳を迎えた、評論家の樋口恵子さんと元千葉県知事の堂本暁子さん。40年来のご友人だそうです。
笑顔のおふたりの写真が載っていましたが、パーテーションごしに握手がわりの「ひじタッチ」をしていて、そのはつらつとした笑顔にパワーを感じました。
樋口さんは「高齢社会をよくする女性の会」、堂本さんは「男女共同参画と災害・復興ネットワーク」という組織の代表を務めておられます。そろそろ後継者に、意義のある閉じ方を…と言うくだりから、終わりを考えておられるのかと思いきや!まだまだ、もっともっとなのです。
「活動成果を本にまとめようと準備中」「高齢女性の地位向上に貢献した人を励ます賞の創設を考えている」とか、それも『卒寿記念に』!!!
樋口さんの賞創設は、死後に誰かに始めてもらえればいいと思っていたそうですが、お仲間から「死んじゃってからではつまらない」と説得され「やりながら死ねばいいか」と思われたそう!
はぁ~これはすごい!と、しみじみ思ったのですが、こういう方々が今後、どんどん世に出てこられることでしょう。
そして、記者から前向きさのもとについて聞かれると、「私たち2人の共通点は、食べ物がない子供時代を過ごしたこと」だと。その時代を生きたからこその強さ、ひたむきさ。希望を信じる力をお持ちなのだなと感じました。
今のコロナは、その時代の苦しみには及ばないかもしれません。でも、この時代を生きることで、かけがえのないものを得ていける、そう信じたいと思えました。お二人を見て、気づかされたことでした。