将棋の藤井聡太四冠が、2021年を振り返り、22年の抱負を語った様子が記事になっていました。 自然体な気持ちで先を見据えるコメントに、好感を持ちました。
史上最年少で四冠を達成した21年は、飛躍の年。 それほどまでに輝かしい結果を残した翌年は、どう考えてもプレッシャーを感じずにいられないと思うのですが。
今年は二十歳を迎えることに触れられても、 「新たに将来設計をすることも、将棋との向き合い方が変わることもない」と。
「常に成果が出るわけではない。考えてもわからない時もある。そういうことを深刻に捉えすぎてもよくない。」
「淡々と続けることが、長期的に成果につながる」。
どこまでも感心するばかり…きっと、自分で自分を楽にしてあげることを、心得ているのでしょう。
そんな藤井四冠が選んだ今年の一文字は『道』。
「これまでも、これからも、強くなることを目標に取り組んできているその道を、ぶれないように見据えていく」との思いから選んだそうです。
この、新年を思って漢字一文字を選ぶこと。 日ごろ関わって下さる方々に呼びかけて、皆でやっています。
新たな年を思い、どんな年にしたいのか…。 その気持ちに合う一字を決めて、書く。 そうすると不思議なもので、気持ちも、行動も、その字のように向かっていけるのです。
ちなみに私は、『好』という字を選びました。 自分のことを、もっと好きになりたいと思って。 「これが好き」「これをしている時がすごく楽しい」と、自分の「好き」を、ちゃんと感じたいと思って。
要は「ありのままの自分を好きになる」こと。 ますます、これに向かいたいと思っています。