会社で作業をしているところへ、一本の電話がかかってきました。
けっこう多いのです。ネットワーク回線をうちに切り替えませんか?とか、一時は電気とガスの支払いをまとめて…という話がよくかかってきていました。それにしても、突然の電話で「代表者様におつなぎ頂けますか?」というのが多いことに、驚きます。
ただ、今日の電話はちょっと変わっていて、山形にある酒蔵からでした。そこは、店頭におろす販売はしておらず、電話注文のみ。タウンページを見て「ご連絡させて頂いております」と、要は商品の売り込みなのでした。
不要なセールス電話なら、すぐにでも切ってしまうのですが、その電話のむこうの声は、とても心地よく響く山形弁。なんとも品のいい、やわらかな声に、とても魅力を感じました。
とはいえ、社長に突然の電話をつなぐことはできないと話すと、お詫びして下さりつつ電話を切りかけた相手につい、「FAXで何か送れるものはありませんか?」と、私から提案してしまったほどです。
どこまでも感じよく、最後は「お酒をたしなまれない方にも好評なのは…」と、もろみ酢の紹介もされて、半ば購入する気になってしまっている私。恐るべし、営業ノウハウ。
改めて、声から伝わるものって、とってもあるなぁと感じた、午後のひと時でした。