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短歌甲子園

昨日、高校野球のことを書きましたが、甲子園は野球に限らないのですね。

「短歌甲子園」なるものがあることを、歌人の小島ゆかりさんの文章で知りました。

2006年に創設された短歌甲子園の審査員として、16年。
かつての選手が数年後に教師として生徒を率いて大会に来る…など、長年にわたって大会を見守ってこられたと。
そのように、続けて何かひとつのことを見続けているって、素晴らしいと思うのです。
そして、打ち込める何かがあるということも。

 かつて東日本大震災の年には、避難所から参加した宮城県気仙沼高校のチームが決勝リーグに勝ち残り、悲しみに押しつぶされそうな中で「自分たちに短歌があって本当によかった」と語ってくれたと。
小島さんはその言葉が忘れられないと書いておられました。

簡単に言うことではないですが、想像に絶する思いを抱えて、それを短歌に表現できる、その術を持っているって、すごいと思います。

本当に、予想もしないことや、理不尽なことが尽きない世の中だと思うので…。

自分には〇〇がある。
そう思える何かを得られたら、いいなと。それって究極の幸せのひとつではと思うのです。

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