ことば

防災小説

 聞き慣れない言葉に、なんだろう?と思いました。

 大災害に遭遇したとき、自分の身に何が起こるか…。災害前後の状況を想像し、自分自身を主人公とした「防災小説」を執筆すること。

それを通して、防災を学ぶ取り組みが、各地の主に中学校に広がりつつあるのだそうです。

書き方は自由、でも最後は必ずハッピーエンドでまとめるのがルール。この、最後を明るく終えるというのが素晴らしいと思いました。

 そもそも、大災害に見舞われてしまう想定で、そんなふうに物事を明るく捉えることは難しいと思うのです。

私もそうですが、戦争未経験世代は、根底に命の危険を感じることなく生きられているので、いざ大災害というときに、それはもろさとなって浮き彫りになる気がします。

 どんなに「災害に備えましょう」と言われても、経験しないうちはどこか他人ごと。 

何ごともそうですが、自分ごととして捉えることで初めて、見えてくる。

 そして、それを表現することの大切さ。

今の仕事につくようになって、よく言われます。まず頭のなかで思いを整理したら、声に出してみる。書いてみる。

そうやって、思いを深めていくのです。

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