チェスターフィールド(イギリス最大の教養人と言われ、大使、官僚として一時代を築いたとされる人物)が、彼自身の息子であるフィリップにあてて書いた本…そこからの抜粋書を読みました。
父親にも息子にもなれないけれども(笑)、その思いには興味があるな~と思って。
個人的に、読んだあとに残ったのは2つのことでした。
・繰り返して言うが、人は、つき合う相手と同じレベルまで、上りもするし下がりもする。
環境って大事ですよね。どういう人のそばにいるか。人的環境から受ける影響は、とても大きいと思います。私も、娘や息子には、その意味で学校ひとつ、選択してほしいです。
「環境」を、もう少し身近にとらえてみると「コミュニティ」と言えると思うのですが。 大人になってからも、どういうコミュニティに属するかで、自分の顔つきひとつ、変わってくると思うのです。
何を考え、どういうことを良しとして、どんなことを大切にするのか。日頃から、どうありたいと思っているのか。
素敵だなこの人!と思える人の近くにいたいなぁと思います。
そしてもうひとつは、
・「物腰は柔らかく、意志は強固に」 ―これほど人生のあらゆる場面に活用できる言葉はない。
この言葉に共感できました。 私は不器用で、物腰やわらかにとは、中々いかないのですが…考え方も、動作も、もうちょっとしなやかに生きたいと常々、思います。
歳を重ねると、考え方が凝り固まってしまいがちなので、その意味では何事も、しなやかさと強さと、どちらも併せ持っていられたら理想かな。
一年の終りが近づき、来年の目標などを心に思う時ですね。