コラムニスト、ジェーン・スーさんのエッセイを読んでいます。『これでもいいのだ』。見るところ、書くところ、「えっ?そこか~笑!」という感じで突っ込みを入れてしまうほど面白い!です。
そして面白いだけではなく(そりゃそうだ?!笑)、随所にハッとさせられるのです。
そのひとつが「幸せのかたち」。『幸せのかたちは、多様なのだから。』という文章があって、そこで目が止まりました。
「幸せのかたち」つまり、幸せとするイメージのようなもの。それって、誰ひとり同じではないと思います。むしろ、人とは違う、自分だけのそれが見付けられていることが大事。
私はこう思えるまでに、ずいぶん時間がかかりました。でも、同じような人も多いのではないかな。 時代が発信する幸せを、自分も手に入れなければと焦り。 人と比べて、私にはこれがない、これもない…と、不足感ばかりに陥り。そして気付いたら、不幸せ感しか残っていませんでした。
あの頃の絶望的な気持ちは、今も思い起こすとゾッとします。状況は関係ない。誰でも、自分で自分を不幸のどん底に突き落とすことができてしまう。
その一方で、そこからはい上がることもまた、自分の捉え方ひとつで必ずできること、なのですね。
話を戻すと、ジェーンさんは自分の「幸せのかたち」を、よくわかっている。その視点で書かれているから、ちょっと批判的なことや、皮肉めいたことでも、スカッと笑える文章になる。
どんな仕事でも、いえ仕事に限らずどんなことでも、自分の幸せから発信することができたら最高です。
私は心の筋トレと思って、日常のちょっとした幸せを声に出すところから、意識しています。
寒くなってきたし、朝、自分のためにミルクコーヒーを入れる時。インスタントだけど「美味しい~ぃ」って声に出す。
お風呂で湯船に浸かった瞬間に「あ~気持ちいい!」と、これまた必ず声に出す。
ちょっとしたことだけど、効果は中々のものですよ。ご一緒にいかがですか?