…というタイトルで書かれたエッセイ。途中の描写がなんとも美しくて、読みながらそこで目が止まりました。
ある視点からは邪魔にしか見えなかったものが、別の角度からは大切なものになる。
身近な環境に目を開いてみると、そういうことがしばしば起こる。
役に立つ、立たないの境界線を、自分の視野で性急に決めてしまってはいけないと、そのたびに思う。
森田正真生さんという研究者の方の文章です。コロナ以来、日々の状況がすっかり変わり、庭や自宅近くで過ごすことが増えたのだとか。するとそれまで見落としていた色々なものが、目に入ってくるようになったのだ、と。
そういうことって私にもある、あったはずなのになぁ。ぼんやりとそう思って考えてしまいました。
見方を変える。捉え方を変えてみる。あらがえないことの中にいても、何事も自分しだいなんですよね…。