質問するためには、聞いた内容を理解する力と、相手を思う人間力とが必要だと思います。なので、とても難しいですよね。
池上彰さんが、教鞭を執っておられる東京工業大学で、その名もずばり!「池上彰先生に『いい質問』をする会」を行っておられます。
表題からして難易度が高い!参加される学生さん達は偉いな~と思います。その様子が新聞記事になっていました。
例として取り上げられていたのは、どれも奥の深い質問ばかり。「政府、企業、国民がよりよい日本を目指しているのに、うまく進んでいるように思えません。何が課題なのでしょうか?」「どうすれば、それぞれが幸せになれる社会をつくることができるでしょうか?」など。
これは質問力もだけれど、回答力も問われますよね~。詳しいことまでは記事にはなっていなかったのですが。
結びに「今回気になったこと」として、池上さんは「根拠や証拠を示さず、一方的に問題点があるかのように提起したり、特定の国を批判する質問があった」ことを上げて、「エビデンスに基づいた問題意識を大事にしてほしい」と述べておられました。
なるほど、と思いました。メディアを通して報道されることを、一般的に当然のこととして、その上に自分の考えをもつことって、日常的にしてしまいます。子供に不意に質問されたりして、ハッとすることがよくあります。
そして!元に戻りますが。質問上手になれるよう、伝える側の意図を想像しつつ、場に参加したいと改めて思います。