気軽に書くことではない…そう思いながら。
実は今、伯父が病気と闘っています。
伯母と連絡を取るようになって、日々、気持ちを張り詰めている様子が伝わります。
言葉を選びながら先日、叔母が言ったこと。
「命の卒業を迎えるまで…今はただただ、息をしてくれているから」と。
コロナで面会が思うようにできない今だけれど、毎日、病院には出かけるのだと。
伯父伯母夫婦には、子どもがいません。 だから伯母は、ゆくゆく、いつか一人になることを考えている。その気持ちは、私にはわかることができないな…と思います。
先日から読み返している渡辺和子さんの本。そこでハッとしました。
「生きている」と「生きていく」は同じではない。 自分が生かされていることに気付いた時、生きていくことができるのだ。
私はその一字の違いに、伯父と伯母と、それぞれを思いました。 それぞれに、今、そしてその先を生きる姿を思って。